Voyager

響け
響くのだ己よ

響きとは
即ち振動だ

心の震えだ

時に涙を伴う震え
時に怒りを伴う震え

様々な震えが
お前を響かせる糧となり
お前の音色を豊かにさせる

心にぴんと張った琴線を
常に磨くのだ

錆付かせてはならない

どんな小さな震えも
じんと響かせてみせろ

聴衆が居ない時こそ
じんと響かせてみせろ
 


待ってて
いま夏を呼んでるとこ

と言っても

当の本人は遅かったり早かったり
呼んだとおりに来たためしなんてないけど

いつもそうなんだあいつは
私の知らないところで気ままにしてる

なのに結局こうして呼んじゃうのは
なんでだろうな
 
「ずっと続く未来」の保証が
欲しいわけではなくて

「ずっと続く未来」って
どんな手触りなのか どんな色合いなのか

一緒に確かめていきたいのです

それこそ、ずっとね
 
ふて寝ばかりしていると
すぐに「寝癖」がつく

強い風に晒されれば
すぐにゴワゴワになる

それは心も同じこと

いつも鏡で確認して

嫌な寝癖はきちんと直す
傷んだところはトリートメント
 
いつのまにか浮かんでいた
ビー玉のような満月は

嵐の終わりを告げる
金色のピリオドだった
 


青空に雲が溶け込んだとき
その向こうに何が見えるだろう

僕の手に君の手が溶け込んだとき
その向こうに何を掴むだろう
 


気づかれないように隠れた

気づいて欲しくて待ってた

木漏れ日よりもやさしい影

揺らめいてみせて
 


僕の日常ときみの日常を
色付セロファンみたいに重ね合わせて

間に出来たもう一つの色は
きっと明日へ射し込む夕陽の色

一緒に眺めて
またあした
 
こころには天気予報がないから

突然のどしゃ降りにたたずむときもある
気温の変化に追いつけないときだってある

でもその代わりに

ぽっかり広がる晴れ間がうれしいし
誰かがふと差し出してくれる傘がやさしい

そうやって濡れながら乾きながら

あした天気にな〜れって
いつも夜空を見上げるんだ
 
いつの間にか桜も終わったねと
緑の木々を見つめてあなたが言う

いつの間にか桜も終わったのだと
あなたを見つめた日々を思う

きらきらと
そよそよと

歩いてきたの
歩いていくの
 
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  • Author: いじゅ
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