Voyager

「こうしてると一瞬でも忘れることができる」

それは本当に一瞬でしかないのに

向き合わなければならない時が
また訪れると解っているのに

なぜ人は
その一瞬を望む?


きっと
それは一つの箱なんだ

少しの間その箱に大事にしまっておいて
然るべき時が来たらまた取り出してみる

そうやって距離を置いてみることで
新しい付き合い方を見つけられるのかもしれない

ずっと欲しかった四次元ポケット
本当はこんな場所にあったってこと?

何のひみつ道具も入ってないけど

むしろ空っぽだからこそ
いろいろしまっておけるね
 
「伝えたいもの」

もちろんそれで合ってる

もう少し言うとすれば

「伝わったかどうか確認したいもの」

相手を想って伝えているはずなんだけど

結局は自分のことを考えてるのかな、とかね

あぁそれでも

届け

届け
 
固くなに握り締めたその右手に

ただ笑顔で触れることをお許し下さい

それだけで
僕は「僕」で居られるのです

それだけですが
あなたにも「あなた」で居てほしいから
 
頑張ろうって気合いを入れてから
背負うのももちろんいいし

とりあえず背負っちゃってから頑張るのも
時にはいいよね

リュックを背負ってるときの
重いけど不思議な安心感
 

すでに在るのではなくて
歩いた後から出来てゆく

という考え方も
確かに好きさ

でも

初めから真っ直ぐのびている一本道を
それと知りつつがむしゃらに走り抜けるのも

たまには心地よくない?
 

明かりを消してあげてください

どうにも照れ屋で

雲間から顔を覗かせるだけです
 
素の自分

それさえも

本当は

一つの「モード」に過ぎないのかな

とか

思ったり思わなかったり
 
ベランダに出て

雲を眺めて

風を感じて

目を閉じる

はい、完成
 
絵の具も筆も使わない

いくつものキャンバスの連なり

ただひとつだけご注意

同じ絵は二度とご覧になれません

そんな美術館ですが

きっとお楽しみいただけることでしょう
 
トントン

誰か居ますか?

もし返事があったなら

そこにはもう入れないよね

そこはその人の未来

トントン

何も返事が来ない

少し不安

でもその扉は

きっと君が開ける番なんだね
 
あなたさえ居れば

それはもう十分に幸せなのだけど

ご一緒にそよ風とコーヒーは

いかがですか?

とくれば

そりゃあ「はい」と即答しますさ
 
自分たちには

勝手に戻すことも

進めることも

できない

ただその概念だけを

創り出すことに

人間は成功してしまった
 
嬉しい時も全身で

悔しい時も全身で

ただ一途に

まっすぐ表したのなら

それを周りが「自由」と

呼ぶことが決まってるの?

それが「自由」かどうかだって

自分たちで決めたいよね
 

それぞれの道を

それぞれの速さで

それぞれの歩き方をしている

でも

いつも隣に感じることができるよ
 
晴れの日

あなたに逢いたくなる

くもりの日

あなたにもっと逢いたくなる
 
8時になりましたが

予定を変更して

このままあなたとの時間をお送りします

とかね
 
何も心配いらないから

ただゆっくりと

その羽を休めておくれ

僕が

あなたの夢見を護る

門番になるから
 
「ありがとう」って

どういうときに使えばいいのかを

教えてくれて

ありがとう



早速あなたに宛てて

使ってみます

多分これから

僕の一番好きな言葉になるでしょう

その一番好きな言葉を

一番好きなあなたに
 
もし

自分の心の中に

そんなものがあったら

便利かもしれないけど

多分広すぎて

迷子になってしまうかな
 
一緒に思い浮かべた未来のうちらを

今のうちに写真に撮って

財布の中に忍ばせておこう
 
夢が現実になる時と

現実が夢に変わる時と

本当はどっちが

怖いのだろう
 
この香りは

どこから摘んできたの?

そして

僕の好みを

なぜ知っているの?
 
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  • Author: いじゅ
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